ニュースレター「メーユ通信」第10号を刊行しました。
今回の特集は「-海のタイムカプセル-生き物が記録する環境変化」と題して、震災前年から大槌湾と船越湾で行ってきた調査研究をとりあげました。
定期的な潜水と採泥によって海底の泥や砂の中に潜っている底生生物の生息状況や生態を調査し、津波発生時の環境変化とその後の回復過程の解明にとりくんできました。
また、貝類の殻から成長量や成分組成を調べることで、過去の気候変動や環境変化を明らかにする研究も紹介しています。
「街歩き」のコーナーでは、大槌町赤浜の漁業者である岡谷さんご一家を訪問しました。 ベテラン漁師であるお父様と、2014年に千葉県からUIターンされて漁師となったご夫妻の ご活躍ぶりを教えて頂き、われわれも希望を感じました。
ぜひご覧ください!
●第 10 回 特集:
「-海のタイムカプセル-生き物が記録する環境変化」
・清家 弘治 / 白井 厚太朗 / 杉原 奈央子
●生き物図鑑 ⑩ オカメブンブク
清家 弘治 大気海洋研究所 底生生物分野 助教
●街歩き ⑩ 岡谷堅吉さん / 健悦さん / 弥栄子さん
「UIターンで漁師へ 大槌の海を相手に奮闘中」
●はまさんの台所 ⑩ ホッケの煮付け
ホッケについて「減ってしまったホッケ」(渡邊良朗)