ニュースレター「メーユ通信」第9号を刊行しました。http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter今回の特集は「サケ研究の今-6年を経て見えてきたこと・これからのこと-」と題して、震災翌年から継続してきたサケの調査研究をとりあげました。
東北沿岸域の河川で生まれたサケは3~5歳で生まれた川に戻ってくるため、プロジェクトでチームを組んで、震災直後だけでなく震災の影響を見てきました。資源量回復につながるような基礎研究や、稚魚の調査など、新たな研究も始めています。
「街歩き」のコーナーでは「大槌稲荷神社」を訪問しました。
古くから航海安全の守り神であると同時に、津波のたびに被災者を受け入れてきた歴史がある神社で、人々が心の拠り所としてきた祭りへの思いなども教えて頂きました。
ぜひご覧ください!
第9号 1.Jul.2017●第 9 回 特集:
「サケ研究の今-6年を経て見えてきたこと・これからのこと-」
・兵藤 晋
(プロジェグランメーユ サケ研究グループ代表) ・北川 貴士/野畑 重教 親魚の来遊と沿岸での行動
-震災の影響と三陸サケの特徴を探る-
・青山 潤 サケ稚魚の降海回遊
・峰岸 有紀 水を汲んでサケ稚魚の生態に迫る
-新たなツール・環境DNA-
・伊藤 元裕 海鳥の目からサケの謎に迫る
【沿岸センターアーカイブ】
元 東京大学海洋研究所 講師 乙部 弘隆さんに聞く
●生き物図鑑 ⑨ アユ
川上 達也 国際沿岸海洋研究センター・特任研究員
●街歩き ⑨ 大槌稲荷神社
「五穀豊穣と航海安全の祈祷を代々で受け継ぐ」
●はまさんの台所 ⑨ サバ棒すし
サバについて「生態系の頂点にいるサバ類」(渡邊良朗)