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堆積物から調べる津波の影響 〜海底堆積物の採取から分析まで ②〜
お久しぶりです。Nです。
前回2014年に堆積物を採取し、「〜続く」と書いたあと、記事を執筆していませんでした。
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/muxdxr8i0-167/
その間にたくさんの航海や調査があり、分析も着々と進めてきました。今回は採取した試料の行方をレポートしたいと思います。
実験室に持ち帰った試料は「試料、乾燥中です」のように凍結乾燥を行います。
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/mu8hhajq6-167/
さてさて今日はその続き。
凍結乾燥された試料(写真1)は、すりつぶし(写真2)とフルイ分け(写真3)を行います。試料を採取した後の作業は、分析の目的によって違います。この処理は、主に堆積物中の有機化合物を測定するために行なっています。
この処理を行った方が、これまでくっついていた粒子同士が離れ、試料の表面積が増えます。大きな粒子を取り除くことで、目的の化合物がたくさん含まれる細かい粒子を選んでしっかり分析することができるのです。
試料ごとに、前の試料が混ざらないよう、フルイや乳鉢を入念にエタノールで拭き取ります。フルイ後に細かい泥の舞い上がりが収まるまでの時間、すりつぶしにかかる時間、器具を清潔に保つための時間、1つ1つの行程に時間がかかるため、ベテランの技術補佐員さんでも1日10試料程度しか処理できません。
昨年7月に私たちが試料を採取した新青丸KS-18-8次航海では、100近い試料を採取したので、単純に考えると、この作業だけでも10日以上かかることになります。
まだまだ分析への道のりは長いです。
次回は「前処理について」です。(N)
記入者:
メーユ
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