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市民公開講座「大槌の海は今!?」開催
10月12日(土)、岩手県大槌町の中央公民館にて、公開講座「大槌の海は今!?」が開催されました。(主催 / 東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター、共催 /大槌町、いわて海洋研究コンソーシアム、東北マリンサイエンス拠点形成事業)
親子連れやご高齢の方を含め、大槌町や県内外から70名以上の方々がご参加くださいました。
第一部は、大槌湾の生物標本を観察できる「いきもの博物館」、砂の中にかくれた星形の生き物(有孔虫)を見つける「星砂をさがそう!」、ちりめんじゃこの中に入っているじゃこ以外の生き物(イカやエビ、カワハギなど)を探す「チリメンモンスター」といった参加型イベント(案内役 / 広瀬雅人:特任助教、福田秀樹:助教、西部裕一郎:特任准教授)。
拡大鏡での星砂やチリメンモンスターさがし、顕微鏡や肉眼で見られる海の生き物の観察には子どもも大人も夢中になり、楽しい催しとなりました。
第二部では、国際沿岸海洋研究センターと大気海洋研究所との教員による講演。「ウミガメやマンボウ、海鳥の話」(佐藤克文:准教授)、「アワビやウニの話」(河村知彦:教授)、「マグロやサケの話」(北川貴士:准教授)、「海の汚染や環境について」(福田秀樹:助教)、「大槌の海を調べる―大研究プロジェクト」(木暮一啓:教授)に続き、最後に碇川豊大槌町長から「国際海洋研究都市おおつちプロジェクト」をテーマにご講演頂きました。
東北マリンサイエンス拠点形成事業で得られたデータも多く発表され、熱心にメモをとりながら講演を聞いて下さる方もいらっしゃいましたし、漁業者や地元の方からの質疑も白熱しました。
アンケートも多く寄せられ、継続を希望する声や、東北マリンサイエンス拠点形成事業や東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターに寄せられる期待の高さを感じました。
この講演会は今後も毎年開催していく予定です。
今後も大槌町と共に地域の方々に開かれた東北マリンサイエンス拠点形成事業を進めていかなければ、という思いを新たにした公開講座でした。(寿)
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