東京大学大気海洋研究所・国際沿岸海洋研究センター

メンバー紹介

将来の地球環境変動予測のためには、環境変動のベースラインを捉え、短期・長期スケールでの環境変遷の定量評価が重要です。私は特に日本の気候変動に大きな影響を与える黒潮に着目し、放射性炭素・ウラン系列核種分析手法を利用した過去の海水動態復元や、炭酸塩試料を用いた海洋環境変遷復元を行なっています。黒潮と親潮の混合域である亜寒帯域の大槌と、黒潮原流域である亜熱帯域の奄美大島との環境変遷の比較研究を行いたいと考えています。