お知らせ

一覧
2012年1月に開始された東北マリンサイエンス拠点形成事業(TEAMS)は、2021年3月をもちましてプロジェクトとしては終了いたします。これにともない、ウェブサイトは以下のURLに変更になります。
しかしながら、震災による海洋生態系への影響研究は、岩手県大槌町の国際沿岸海洋研究センターを中心に、今後も継続してまいります。

また、東京大学の大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センターと社会科学研究所による「海と希望の学校 in 三陸」は、TEAMS/PGMの活動を経て開始された文理融合プロジェクトです。
海洋科学と社会科学を中心に、地域ごとの海の特性、海と人、海と社会の関わりを明らかにする研究が開始されていますので、ご注目いただけましたら幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


・プロジェグランメーユ
 http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/

・東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター
 http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/index.html

・海と希望の学校 in 三陸(Twitter)
 https://twitter.com/umitokibo?lang=ja


TEAMSのこれまでの研究成果は、TEAMS公式サイトからご覧いただけます。
成果を紹介した刊行物なども一覧になっておりますので、ぜひご覧ください。

・東北マリンサイエンス拠点形成事業-TEAMS- 
 http://www.jamstec.go.jp/i-teams/

・TEAMS刊行物
 http://www.jamstec.go.jp/i-teams/j/teams-pub/index.html

2021/03/22
科学技術の最新情報サイト・サイエンスポータルにインタビュー記事が掲載されました。

東北の海を「科学の目」で解き明かすー水産業の復興に貢献した海洋物理学
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/interview/20210310_e01/

・三陸の豊かさをもたらす「3つの流れ」
 田中 潔(東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター 准教授)

・コンピューター上で再現する「海の天気予報」
 石川 洋一(海洋研究開発機構:JAMSTEC
 付加価値情報創生部門情報エンジニアリングプログラム・プログラム長)

東北の海のメカニズム解明に携わった2人の研究者のインタビューです。
ぜひご覧ください。

2021/03/17
3月25日(木)、東京大学の復興支援シンポジウムがオンラインで開催されます。
ぜひご参加ください。

復興支援シンポジウム
東京大学東日本大震災復興支援の10年
〜復興支援活動と未来〜

東京大学は、10年間にわたる東日本大震災の復興支援活動を通して、被災地の皆さまと多くの体験を共有し、数々の気づきを得て、知を蓄積してきました。
本シンポジウムでは、東京大学の復興支援活動の振り返りを行うとともに、活動を通して培った知をどのように未来に繋げていくか、登壇者の方々と共に考えます。(開催案内より抜粋)

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0801_00041.html

【開催日】
 2021年3月25日(木) 10:00 - 12:00

【会場】
 オンライン開催(Zoomウェビナー)

【申込方法】要事前申込
 *以下の「参加登録サイト」から事前申し込みをお願いいたします。
 https://zoom.us/j/91621495056?pwd=SFMxYmxaMXFSeHNjSG9qWUFvTUlTUT09
 *イベントポスターのQRコードからもお申し込みいただけます。

【プログラム】
 (司会)東京大学復興支援室長、副学長、社会連携本部副本部長 津田 敦
 10:00~ 開催挨拶
 ・東京大学 総長 五神 真
 ・国土緑化推進機構 理事長、東京大学 前総長 濱田 純一
 
 10:20~ ビデオ上映
 東日本大震災の発生後、間もなく設置された「救援・復興支援室」(のちに「復興支援室」に改組)の活動を中心に、東京大学における10年間の復興支援活動を写真と映像で振り返ります。

 10:40~ パネルディスカッション「東京大学におけるこれまでの復興支援活動と未来」
 東京大学の復興支援活動に深く携わった方々を登壇者としてお招きし、パネルディスカッションを行います。復興に対する思いや復興支援活動の思い出を語っていただき、震災復興を通して得た気づきや学びから、より良い未来のかたちを探ります。

(登壇者)
 モデレーター: 津田 敦(東京大学復興支援室長、副学長、社会連携本部副本部長)
 パネリスト:
 (1)濱田 純一(国土緑化推進機構 理事長、東京大学 前総長)
 (2)河村 知彦(東京大学大気海洋研究所 所長)
 (3)玄田 有史(東京大学社会科学研究所 教授)
 (4)平野 公三(岩手県上閉伊郡大槌町 町長)
 (5)野田 武則(岩手県釜石市 市長)
 (6)本田 敏秋(岩手県遠野市 市長)
 (7)大月 敏雄(東京大学大学院工学系研究科 教授)
 (8)村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授)
 (9)秋光 信佳(東京大学アイソトープ総合センター 教授)
 (10)中村 彬良(東京大学卒業生、元大槌町役場職員)

 11:55~ 閉会挨拶
  東京大学 理事・副学長、社会連携本部長 藤井 輝夫

 ※プログラムの進行によっては、時間が前後する可能性があります。

【主催・後援】
(主催)東京大学東日本大震災復興支援室、東京大学社会連携本部
(後援:五十音順)大槌町、釜石市、遠野市

2021/03/09
ナショナルジオグラフィック日本版のトピックスに、佐藤克文教授の記事が掲載されました。

「津波にあった大槌の研究所、海洋動物研究の3.11とそれから」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/360768/022600044/?P=1

東日本大震災から10年になります。
震災前後を通して、地元の漁師さんをはじめ、多くの方々が研究にご協力くださいました。
研究の成果が詰まった内容です。皆さまぜひご覧ください。

2021/03/08
日本水産学会理事会の特別シンポジウムが3月26日(金)にオンラインで開催されます。
東北マリンサイエンス拠点形成事業も共催します。ぜひご参加ください。
プログラムなど詳細は、水産学会のホームページからご覧ください。
https://jsfs.jp/event/210225/

<令和3年度日本水産学会理事会特別シンポジウム>

東日本大震災の教訓:10年後の現状と地域社会の将来

 

  時: 令和33 26 日(金) 930-1620(オンライン開催)

  催: 日本水産学会理事会

共  催: 日本水産学会東日本大震災復興支援検討委員会、

東北マリンサイエンス拠点形成事業、日本水産学会水産政策委員会

企画責任者: 河村知彦(東大大海研)・片山知史(東北大院農)・八木信行(東大院農)・

和田敏裕(福島大環境放射能研)・森田貴己(水産機構・資源研)・

落合芳博(東北大院農)

参 加 費: 無料

*日本水産学会会員以外の方も無料で参加いただけますので,周知・勧誘をお願いいたします。

 

趣  旨: 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の発生から10年の歳月が流れた。日本水産学会では、震災の直後から被災地の水産業や沿岸地域社会への支援につながる各種の活動を開始し、20126月には、「東日本大震災災害復興支援検討特別委員会(特別委員会)」を設置して、この委員会を軸として学会として組織的、計画的に取り組みを進めてきた。被災地の水産業を取り巻く状況にはまだまだ多くの困難、課題があり、学会として取り組むべきことも数多く残されているが、委員会としては10年を区切りとして今年度末に解散し、今後はまた別の形で活動していくこととした。本シンポジウムでは、委員会の解散に際し、本学会におけるこれまでの活動の取りまとめの一環として、東日本大震災による被災地の海洋生態系の変化と水産業への影響と課題、および地域社会への影響と課題について議論する。なお、すでに多くの学会等で報告・議論された研究や事業等の内容との重複はできるだけ少なくし、残された課題を中心に議論することとしたい。



2021/03/05
東京大学基金・沿岸センター活動支援プロジェクトのページに、2020年の活動報告が掲載されました。

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt12?reportId=pjReportDetail0#project-tab02

研究展示施設「おおつち海の勉強室」の整備費用にご支援を活用させていただきました。(主な活動内容や、ご寄付をどのように活用させて頂いたかなど、URLからご覧ください)
新型コロナウィルスの影響により、2020年度4月にオープンだった予定を1年間延期して、準備を進めているところです。

多くの方々のご支援を賜り、ありがとうございます。
今後とも多くの方に本プロジェクトを知っていただき、ご支援賜れますと大変ありがたく存じます。
よろしくお願い申し上げます。

2021/01/26


メーユ通信特別号を刊行しました。

http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter/

ニュースレターのページから、PDFでご覧になれます。

2011年度に開始された東北マリンサイエンス拠点形成事業(TEAMS)ですが、2020年度の本年はプロジェクトの最終年度にあたります。
メーユ通信は、東大グループの研究活動を地元のみなさまや関係者の方々に紹介するニュースレターとして、多くの方々のご協力をいただきながら、2014年より発刊してまいりました。

本特別号は、これまでの活動をまとめた総集編です。
ぜひご覧ください!

メーユ通信2020特別号

メーユ通信2020特別号
津波後の10年度これから


●第1章 三陸の豊かな海と震災の影響
●第2章 沿岸の生きものに対する地震・津波の影響と変化
●第3章 サケにとっての震災、そしてこれから
●第4章 新青丸 ー東北海洋生態系調査研究船ー
●第5章 三陸の研究機関として ー沿岸センターのこれまでとこれからー

2020/11/16
日本学術会議主催公開シンポジウム
「東北マリンサイエンス拠点形成事業と今後の水産研究のあり方 -豊かな海へ、科学の力で-」
が開催されます。

PGMからは兵藤晋教授が発表します。

日時:令和2年11月13日(金) 13:00~17:00
場所:リモート形式(Zoom)、YouTube 配信準備中
東北大学青葉山キャンパスをメインステーションにする

参加申し込みなど詳細は、
こちらのURLをご覧下さい。


2020/10/14
東京大学基金の活動報告が、基金YouTube チャンネルで配信されています。
岩手県大槌町の「沿岸センター活動支援プロジェクト」についても、大気海洋研究所の河村所長による報告と感謝の意を表すビデオメッセージが公開されました。

沿岸センターの海側敷地に建てられた「おおつち海の勉強室」は、震災を機に立ち上げられた「沿岸センター活動支援プロジェクト」に寄せられたご寄付によって建設されました。

リンクからご覧になれます。

https://www.youtube.com/watch?v=pSrFKl2Tv2k
沿岸センター活動支援プロジェクト

https://www.youtube.com/channel/UCYXstGaXxqmafd4MpqxnMQg/videos

東京大学基金


皆様のご支援のおかげで、新たな地域連携の拠点となる展示室・勉強室ができました。オープンに向けて、現在準備中です。

2020/10/02
第3回NPAFC国際サーモン年ワークショップ「太平洋サケマス類の生産と環境変動の関係」が、本年5月に日本で開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの世界的大流行により延期となりました。
来年函館で開催されることになりましたが、今後の状況を予測するのは困難なため、NPAFCワークショップ・ホームページをご確認いただけますよう、ご案内いたします。

https://npafc.org/workshop-2021/

太平洋サケマス類の生産と環境変動の関係
【主な課題】
・気候変動下におけるサケマス類の資源変動
・サケマス類の研究と資源管理のための革新技術と情報システム
・サケマス類と人類のレジリアンス:2011年東日本大震災からの復興に向けた活動

2020/06/18
研究成果の学術論文の欄に、文献管理ソフトへインポートできる、PGM論文情報を含むRIS形式ファイルをアップロードしました。

2020/06/15
研究成果の学術論文のページに、2019年度分を一部追加しました。

2020/06/11
ニュースレター「メーユ通信」15号を刊行しました。

http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter/

今号では、昨年10月に発生した台風19号により三陸沿岸地域も甚大な被害が生じたことから、当初の予定を変更した緊急企画として特集を組むことになりました。
三陸鉄道の中村一郎社長をお招きしてお話をお聞かせいただいたトークイベントの様子と、台風19号の特徴や近年の気候変動について、専門的な立場からご説明する特集を組んでおります。

ぜひご覧ください!

meyu_no.15

●特集:台風19号の被災による緊急企画
 「僕たちは『海と希望』という名の列車を待つことにした」
 Section 1 トークイベント 線路は続くよ
 Section 2 インタビュー 東北沿岸を襲った台風19号 新野 宏 名誉教授に聞く

●生き物図鑑 14:イカナゴ(執筆:青山 潤)

●私の三陸新発見 2:「『高価な魚』から『庶民の魚』へ」
 〜歴史文書から見えてくる・サケの昔の姿〜(執筆:吉村健司)

●はまさんの台所 15:カレイの昆布茶刺身とはさみ揚げ
 コラム/カレイについて(執筆:猿渡敏郎)

●号外(トピック):
・釜石祥雲支援学校校外学習in沿岸センター
 「サケの先生に会いに行こう」(執筆:野畑重教)
・海と希望の学校・盛岡分校だより no.2
 海を知る連続講座が始まりました!(執筆:福岡拓也 / 北川貴士)

2020/02/17
1月25日の朝日新聞夕刊に、大槌の沿岸センターで調査研究を続けてきた
大土直哉さんの研究成果が紹介されました。

「大槌の海の新種、見つけたのはオオツチさん
 震災前後の生態調査、教授の土産に『アレ?』」

https://www.asahi.com/articles/DA3S14341287.html

上記の紙面記事の他に、デジタル版でも鮮やかな写真とともに紹介されていますので
合わせて是非ご覧ください。

「三陸の藻場にグルメな新種!アワビやウニを食べるカニ」
https://www.asahi.com/articles/ASN1Q5QKSMDXULBJ002.html?iref=pc_ss_date

2020/01/29
岩手県では、三陸沿岸への研究人材の集積や海洋・水産研究の活性化を図るため、平成21年度から若手研究者を対象に、三陸をフィールドとした研究論文を募集・表彰する事業を実施しています。
令和元年度は、大気海洋研究所 資源生態分野の佐藤信彦 特任研究員が岩手県知事賞を受賞しました。
https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/monozukuri/kaiyou/sanriku/1025087.html

【論文タイトル】
 大槌における鳥によるサケ稚魚食害について
【論文要旨】
 近年、三陸沿岸において鳥によるサケ稚魚の食害が報告されている。特に、カモメの仲間がサケ稚魚を多く食べる悪者として注目されているが、その真偽は分かっていない。調査の結果、カモメ科のウミネコがサケ稚魚を狙って河川に集まっているが、その摂餌成功率は低く、食害の程度は見かけよりも低いことが判明した。また、カモメ科を対象とした被害防除を施すと、かえって他の鳥種による食害が助長されてしまう可能性が示唆された。

三陸海域研究論文_R1県知事賞

12月23日に授賞式が行われました。前列右から2人目が佐藤信彦 特任研究員

本研究については、メーユ通信14号、生き物図鑑「ウミネコ」でも、佐藤研究員がわかりやすくお伝えしています。合わせてぜひご覧ください。
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter/illustratedbook/



2019/12/24

朝日新聞デジタル版(12/19配信)に、大土直哉さんが大槌湾で研究を続ける中で新種(オオヨツハモガニ)であることがわかった記事が掲載されました。

https://www.asahi.com/articles/ASMCV5SYSMCVULZU00P.html… … 
「大槌湾に新種のカニ、見つけたのはオオツチさん」2019年12月19日

震災前後の大槌湾の海藻群落とそこにすむ生き物を調べる過程でわかったことであり、子どもの頃からカニが大好きな大土博士だからこそ、の成果でした。

このカニについて、「メーユ通信」の生き物図鑑でも、大土さん本人がわかりやすく楽しく紹介しています。
合わせてぜひご覧下さい。S. 
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/…/newslett…/illustratedbook/ …

メーユ通信 生き物図鑑:「ヨツハモガニの仲間」は第12回に掲載

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2019/20190920.html
大気海洋研究所 学術ニュースAトピックスのページに、発表内容が掲載されています。

2019/12/19