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大気海洋研究所 海洋生物資源部門 資源生態分野の佐藤 信彦 特任研究員が、2019年11月30日・12月1日に開催された第13回サケ学研究会において、サケ科学奨励賞を受賞しました。

受賞題目:
放流稚魚に対する鳥の捕食インパクトについて
●サケ学研究会
https://salmon-science-society.jimdo.com

佐藤 信彦 特任研究員の研究については、メーユ通信14号の生き物図鑑でも、わかりやすく紹介しています。合わせてぜひご覧ください。
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter/illustratedbook/
メーユ通信 生き物図鑑「ウミネコ」(佐藤 信彦 執筆)

サケ科学奨励賞

2019/12/16
岩手県沿岸広域振興局により、三陸をフィールドとした海洋調査・研究に関するパネル展示「東日本大震災津波と三陸の海」が企画され、TEAMSの研究を紹介するパネルが展示されています。
大槌町ではすでに開催中で、おしゃっち(文化交流センター)で12月11日(水)まで、また陸前高田市では、13〜25日(水)まで、アバッセたかたで開催します。


「東日本大震災津波と三陸の海」

【展示内容】

1)マグニチュード9.0の威力〜東北地方太平洋沖地震震源海域の調査結果(JAMSTEC)

2)津波からの軌跡〜東北マリンサイエンスの展開(海と生きものとわたしたち)


【期間・会場】

・11/29(金)〜12/11(水)
 大槌町文化交流センター(おしゃっち) 1Fエントランスホール

・12/13(金)〜12/25(水)
 陸前高田市 アバッセたかた A棟 専門店街

小学校中学年〜高学年くらいのお子さんも理解できる内容です。
沿岸から深海に潜む生きものをクイズ形式で答えるパネルもあります。ぜひご覧ください。

TEAMSパネル展示

TEAMSパネル展示

2019/12/06
朝日新聞朝刊 てんでんこのコーナーに、「三陸の『東大』」と題した記事が11月26日から掲載されています。
全国版では全5回の予定です。

岩手県大槌町の沿岸センターで研究を続ける研究者たちが、地域と共にある研究所をめざしてどうあるべきか、模索する姿を記事にしていただきました。


第1回 「サケの生き様見たい」仮設に住む研究者 (野畑重教 特任助教)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14270936.html?iref=pc_ss_date

第2回 再建に住民から異論。「役に立ってないのに」(青山 潤 教授)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14272417.html?iref=pc_ss_date

第3回 新巻きサケもラーメンも教える「学校」誕生(吉村健司 特任研究員 / 早川 淳 助教)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14273955.html?iref=pc_ss_date

第4回 増えぬアワビに不安。問題は人間の影響(河村知彦 大気海洋研究所長)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14275411.html?iref=pc_ss_date

第5回 もう一人の「教授」 サケ餃子を伝授(浜 弘泰 お魚倶楽部はま 店主)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14276846.html

2019/11/30
電気設備等定期点検に伴い、下記の期間でTEAMSの各サービスを停止
いたします。

メンテナンスの実施に伴い、TEAMS公式サイトの一部と関連サイトが
アクセス不可となりますので、ご報告いたします。

 【メンテナンス実施期間】
   2019年12月6日(金)13:00 ~ 2019年12月9日(月)13:00

 【アクセス不可となる公開サービス】
  ・TEAMSオフィシャルサイト
  ・TEAMSデータ案内所「リアス」
  ・TEAMS動画・写真ライブラリー
  ・TEAMS調査海域環境データベース(TEAMS-EBIS)

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ネットワーク機器のメンテナンスに伴い、以下の期間の中で10~20分程度、
TEAMSの各サービスの閲覧や利用が不可となります。

メンテナンスの実施に伴い、TEAMS公式サイトと関連サイトがアクセス不可
となりますので、ご報告いたします。

 【メンテナンス実施期間】
   2019年12月11日(水)13:00~17:00
   2019年12月12日(木)12:15~13:00

 【アクセス不可となる公開サービス】
  ・TEAMSオフィシャルサイト
  ・TEAMSデータ案内所「リアス」
  ・TEAMS動画・写真ライブラリー
  ・TEAMS調査海域環境データベース(TEAMS-EBIS)

2019/11/28
本年5と10月に実施された新青丸航海(KS-19-07とKS-19-20)で取得されたCTDデータを、研究成果の東北マリン関連航海CTDデータのページで公開しました。

2019/11/01
東京大学柏キャンパス一般公開 2019「柏で感じる!令和の科学」が10月25日(金)、26日(土)に開催されます。
大気海洋研究所でも、一般公開 〜空と海が教えてくれること〜 を10:00〜16:30で行いますので、ぜひご参加ください。

プロジェグランメーユ(東北マリンサイエンス拠点形成事業・東大チーム)の研究紹介も、大槌沿岸センターの紹介などと合わせて、2階の講堂前で展示しています。
今年は三陸での研究による論文も複数発表されました。クイズラリーの出題や、「海と希望の学校 in 三陸」のYouTube上映もあり、大槌の海で調査中の様子などもモニターでご覧いただけます。

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/aori_news/information/2019/opencampus.html
大気海洋研究所 一般公開2019

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
交通案内はこちら

http://www.kashiwa.u-tokyo.ac.jp/opc2019/
東京大学柏キャンパス 一般公開2019

お待ちしております!


2019 一般公開
大気海洋研究所は写真左手に見えている白い建物です。キャンパス内の最も西側です。

2019/10/23
下記日程で緊急のシステムメンテナンスが実施されます。

メンテナンスの実施に伴い、TEAMS公式サイトの一部と関連サイトが
一時的にアクセス不可となりますので、ご報告いたします。


 【メンテナンス実施期間】

   2019年10月15日(火)10:00 ~ 11:30


 【アクセス不可となるサービス】

   ・TEAMSオフィシャルサイト

2019/10/11
東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センターの福田秀樹准教授が、日本海洋学会の2019年度環境科学賞を受賞しました。

海洋環境保全に関連した学術研究・教育・啓発において功績のあった学会員を表彰するもので、東日本大震災以降における沿岸環境モニタリングとアウトリーチ活動が評価されました。

受賞情報の掲載URL
http://kaiyo-gakkai.jp/jos/about/jos_awards

2019 日本海洋学会 環境科学賞
写真中央が福田秀樹准教授

2019/10/02
東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターの大土直哉特任助教と河村知彦教授が、東日本大震災後の海洋生態系調査の過程で、北海道・三陸地方の藻場に生息する大型のモガニ類が未記載種であることを突き止め、新種「オオヨツハモガニ Pugettia ferox 」として発表しました。

モガニ属の新種「オオヨツハモガニ」を発見~三陸の藻場における重要種

【発表雑誌】
雑誌名:「Zootaxa」(9月20日付オンライン版)
論文タイトル:
Redescriptions of Pugettia quadridens(De Haan, 1837) and Pintermedia A nbsp; Sakai,1938 (Crustacea: Brachyura: Epialtidae) with description of a new species.
著者:Naoya Ohtsuchi* and Tomohiko Kawamura
DOI番号:10.11646/zootaxa.4672.1.1
アブストラクトURL:https://doi.org/10.11646/zootaxa.4672.1.1

モガニ類は、世界中の藻場に棲む小型の甲殻類で、北米沿岸では藻場の食物網において重要な役割を担っていることが知られています。日本を含む北東アジア域では、出現種やそれらの藻場における役割などについて未知な部分が多く、研究事例は数えるほどしかありません。
80年以上前に三陸地方から報告されていたこのカニは、日本全国の藻場に棲む「ヨツハモガニ Pugettia quadridens 」の地理的変異と見なされていました。

形態的特徴や分布域の再調査を進めた本研究の結果、多くの形態的特徴において既知のモガニ類とは明瞭に異なり、日本海側の富山湾より北、太平洋側のいわきより北の海域には新種「オオヨツハモガニ」のみが分布することがわかりました。また、本種は、三陸や北海道の沿岸の岩場に形成される大型海藻類の藻場で最も多いカニ類で、エゾアワビ稚貝やウニ類稚仔の重要な捕食者にもなっているなど、植食性の強い近縁種ヨツハモガニとは大きく異なる生態を持つことも明らかになりました。

詳しくは↓ 東京大学大気海洋研究所:プレスリリース
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2019/20190920.html

メーユ通信13号「生き物図鑑(12回)」でも、本研究について大土直哉特任助教がわかりやすく紹介しています。合わせてぜひご覧ください。↓
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter/

2019/09/27
ニュースレター「メーユ通信」14号を刊行しました。

http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter/

今号では、県立釜石高等学校 理数科の生徒さんが、大槌沿岸センター「海と希望の学校 in 三陸」のプログラムによって実施した研修の様子を特集しました。
2日間に渡り、観測実習や、海流とサケについての講義、知的書評合戦、磯ラーメンを作ってその解析を行うなどのプログラムを組みましたが、チームワークも発揮しながら、瑞々しい感性で多くのことを学びとってくれたようです。

また、今号からは、研究者自身が自らの研究を紹介する新コーナー「私の三陸新発見」も開始、久々に「研究者に聞く」のコーナーも登場し、北里大による越喜来湾での研究も報告しています。

毎年TEAMSによって開催されている公開市民講座「さーもんかふぇ」の報告や、内陸部の方々のご支援を得て開始された「海と希望の学校 盛岡分校」など、新しい活動もトピックとして紹介しております。

ぜひご覧ください!

メーユ通信14号


第14号 15.Sep.2019

●特集:「おらほの海に誇りを! 釜石高等学校SSH × 海と希望の学校 in 三陸」

●私の三陸新発見 New:「『魚の幼稚園』を襲った大津波」
  魚の子どもたちはどう過ごしてきたか? 越喜来湾のアマモ場より(執筆:片寄 剛)

●メーユの研究者に聞く:朝日田 卓 「研究者・市民・地域の連携で“真の三陸復興”を」

●生き物図鑑 13:ウミネコ(執筆:佐藤 信彦)

●はまさんの台所 14:
  タラとキノコのトロトロ汁 ~熱々汁に冷たいトロロで体ポカポカ~
  コラム:マダラについて(執筆:伊藤進一)

●号外(トピック): 
 ・さーもんかふぇ2019 報告 ふるさとのサケ-Finding our salmon-
 ・海と希望の学校 盛岡分校だより 「海と希望の学校 盛岡分校」を紹介します!

2019/09/18