東京大学大気海洋研究所の清家弘治助教らの研究成果が雑誌「生物の科学 遺伝」の2014年1月号に掲載されました。「環境保全の現状」というコーナーです。
記事タイトル「大津波が三陸沿岸の砂泥底生態系にもたらした影響ー岩手県大槌湾および船越湾を潜水調査した結果からー」
http://www.nts-book.co.jp/item/detail/summary/bio/20051225_42.htmlこの記事は今年6月にPLOS ONE誌で発表された内容に加筆されたものです。
元論文は以下のリンクからご覧になれます。
http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0065417今回の記事は日本語で書かれており、イラストも多くわかりやすい内容になっています。
海の中には様々な生き物が生息しています。この研究では津波によって海の底がどう変わったか?それによって砂の上に住む生き物や、砂に潜って住む生き物の数や住む場所がどう変わったか?を明らかにしました。
貴重な津波前のデータがあったので、比較することができた貴重な成果です。
なお、この研究は大気海洋研究所の白井厚太朗助教、小暮ゆきひさ氏との共同研究として行われました。ブログに白井助教のコメントも掲載しました。