お知らせ

一覧
ニュースレター「メーユ通信」第8号を刊行しました。
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter

今回の特集は「プロジェクトを担う若手研究者たち」と題して、
TEAMSのプロジェクトの中で観測・調査を担っている若手研究者たちをとりあげました。
厳しさをともなう自然環境下や実験室で、地道な作業を続けてきた彼らが、
数年に渡る研究の成果を紹介しています。

「街歩き」のコーナーでは、おらが大槌夢広場・代表理事の臼沢和行さんにお話をうかがいました。
被災地における復興ツーリズム事業を独自のプログラムでユニークに展開し、
まちの活性化に取り組んでいらっしゃいます。

ぜひご覧ください!

メーユ通信8号


第8号 1.Feb.2017
●特集:
  プロジェクトを担う 若手研究者たち
 ・広瀬 雅人 大槌湾の生き物の多様性を調べ、その証を後世に残す
 ・楊 燕輝 海の中の微生物の役割と震災後の変化
 ・立花 愛子 食物連鎖の出発点・プランクトンを調べる
 ・石津 美穂 大槌湾の外洋環境と湾内の循環との関係
 ・川上 達也 大津波後にみられたアユの生態の変化を調べる
●生き物図鑑 ⑧ ウミニナ類
  伊藤 萌  東京大学大気海洋研究所・特任研究員
●街歩き ⑧
    「まちの活性化を目指して
    研修向けの復興ツアーを開発」
  臼沢 和行さん(おらが大槌夢広場 代表理事)
●はまさんの台所 ⑧
  カキのお勝手鍋

2017/02/02
昨年11月に実施された新青丸航海で取得されたCTDデータを公開しました。

2017/01/18
東京大学大気海洋研究所にて、2月10日(金)、共同利用研究集会が開催されます。

「三陸沿岸生態系の多様性を探る
 ―国際沿岸海洋研究センターをベースにしたフィールド研究の将来像」

日    時: 平成29年2月10日(金)10:00~17:00
場    所: 東京大学大気海洋研究所2F 会議室
       〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-6009
コンビーナー: 北川貴士・青山 潤・河村知彦
        (東京大学大気海洋研究所・国際沿岸海洋研究センター)
大気海洋研対応者: 北川貴士(国際沿岸海洋研究センター・生物資源再生分野)


趣旨説明:国際沿岸海洋研究センター(沿岸センター)は、これまで40年以上にわたって三陸における共同利用・共同研究拠点として機能してきたが、個々の研究が必ずしも有機的に連携してきたわけではなく、大槌湾や三陸沿岸海域の生態系について体系的にまとまった知見が蓄積されているとは言いがたい。しかし、東日本大震災直後の2012年から地震・津波による海洋生態系の応答・回復過程を解明する大型研究プロジェクト「東北マリンサイエンス拠点形成事業」が実施され、沿岸センターはプロジェクトの重要研究拠点となるなど、かつてない規模の研究資金と人材が沿岸センターに投入された。これによりセンター所属の研究者ばかりでなく、大気海洋研究所の様々な分野の研究者、さらには共同利用・共同研究で訪れる研究者が連携して研究を行う環境が整いつつある。沿岸センターの再建工事も今年から始まり、平成29年度末には新研究棟・宿舎棟・実験施設が完成する予定である。これを機に沿岸センターでは、震災に関連した研究にとどまらず、大槌湾や三陸沿岸域の生態系理解に向けた学際的フィールド研究拠点として、共同利用・共同研究施設としての機能を充実させ、さらに国際的な研究拠点としても発展させたいと考えている。

本研究集会では共同利用・研究を含め、沿岸センターの現教員が大槌湾を中心に三陸沿岸で展開している生態系研究の現状および今後の抱負を紹介するとともに、共同利用・共同研究として沿岸センターを利用してこられた、あるいは個別に三陸沿岸で生態系研究を展開してこられた他機関の研究者、大気海洋研究所の他部門の研究者の皆様に、三陸沿岸で今後必要とされる研究や活動、それらに係わる沿岸センターへの要望等を提起していただき、沿岸センターで進めるべきこれからの共同利用・共同研究の方向性や新たな可能性について議論を行いたい。

プログラムは、以下のURLからご覧ください。
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/aori_news/meeting/2016/20170210.html

2017/01/17
研究成果学術論文のページを更新しました。
2015及び2016年度の論文を加えました。

2016/12/21
平成28年度岩手県三陸海域研究論文知事表彰事業で、本プロジェクトのメンバーである西部裕一郎 特任准教授(東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター)が一般の部・特別賞を、また学生の部で、米原善成さん(同研究所 行動計測分野 博士課程)が知事賞を授賞しました。

■西部 裕一郎【一般の部・特別賞】(他1名)
論文タイトル「東北地方太平洋沖地震による津波が大槌湾の動物プランクトン群集に与えた影響」

■米原善成【学生の部・岩手県知事賞】(他、一般の部に1名)
論文タイトル「滑空する海鳥の飛行経路から海上風を推定する」

http://www.pref.iwate.jp/monozukuri/kaiyou/sanriku/051334.html(岩手県HP)
h28jusyousya_hp.pdf 参考資料(受賞者・論文要旨)

三陸海域研究論文 西部口頭発表
写真は国際沿岸海洋研究センター facebook からの転載 

県知事賞は「三陸海域を対象とした海洋研究として優れた内容のもの」、特別賞は「今後の研究継続により、更なる成果が見込まれる研究又は独創性が高い内容のもの」に、専門家と有識者による選考委員会において決定されています。
若手研究者による海洋研究がさらに活性化し、成果に結びつくことが期待されます。

12月20日(火)、岩手大学理工学部 銀河ホールで口頭発表と授賞式が開催されました。

2016/12/21
テーマ2のメンバーである京都大学の益田玲爾准教授らによる、震災後の舞根湾周辺での生物相の回復に関する研究論文が出版されました。

Masuda R, Hatakeyama M, Yokoyama K, Tanaka M (2016) Recovery of Coastal Fauna after the 2011 Tsunami in Japan as Determined by Bimonthly Underwater Visual Censuses Conducted over Five Years. PLoS ONE 11(12): e0168261. doi:10.1371/journal.pone.0168261

舞根シロメバル

メディアでも取り上げられました。

http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201612097069/


2016/12/16

メンテナンスに伴い、12月2日(金)17:00 〜 2016年12月5日(月)12:00の間、以下のサイトが利用できません。

 ・TEAMS公式サイト

 ・TEAMSデータ案内所「リアス」

 ・TEAMS動画・写真ライブラリー


 TEAMS関係者用サイト:

 ・TEAMSメンバーズサイト

 ・生物観察記録アーカイブシステム(BORAS)


2016/11/29
ニュースレター「メーユ通信」第7号を刊行しました。
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/newsletter

今回の特集は、「動物を使った海洋環境モニタリング」と題して、動物に小型記録計(データロガー)を取り付けて行う行動生態調査から、最新の研究成果をご紹介しました。
海鳥による海上風の推定や、ウミガメの海洋ゴミへの反応など、動物から得られたデータによって、気象や海洋環境のより詳細な情報を得られるかもしれません。

「街歩き」のコーナーでは、釜石湾漁業協同組合・甲子川ふ化場長の佐々木有賢さんにお話をうかがいました。場長ご自身も大変研究熱心で、岩手のサケ漁を縁の下で支えている方です。

ぜひご覧ください!

メーユ通信7号


第7号 1.Nov.2016
●特集:
   動物を使った海洋環境モニタリング
  ・海鳥の飛行データから海上の「風」を推定
  ・食性で変わるウミガメの海洋ゴミへの反応
●生き物図鑑 ⑦ ウミスズメ
  伊藤 元裕  東京大学大気海洋研究所・特任研究員
●街歩き ⑦
    「健康な稚魚を数多く育て
    岩手のサケを増やしたい」
  佐々木 有賢さん(釜石湾漁業協同組合 甲子川ふ化場長)
●はまさんの台所 ⑦
  戻り鰹の塩たたきとなめろう

2016/11/02
東京大学柏キャンパス 一般公開 2016「発見・体験!柏の知」が 、
10月21日(金)、22日(土)に開催されます。
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/aori_news/information/2016/opencampus.html

大気海洋研究所は「大気と海洋の過去・現在・未来」をテーマに一般公開を行ないますが、
TEAMS東大グループ・プロジェグランメーユも展示ブースを設けて毎年参加しています。
東北沿岸域と沖合で、これまでの5年間の調査研究を通じてわかったことをご紹介したり、
水中カメラで撮影した大槌湾海底の様子や、学術研究船・新青丸での観測の様子を上映します。

ぜひお気軽にお出かけください!(S)

日時:10月21日(金)22日(土)10:00-16:30 予約不要・入場無料
場所:東京大学柏キャンパス(千葉県柏市柏の葉5-1-5)
 ※原則駐車場の使用はできません。
 公共交通機関、自転車(駐輪場有り)でおでかけください。
 当日はTX柏の葉キャンパス駅より無料シャトルバスを運行。

2016 AORI一般公開・講演

写真は、大気海洋研究所で22日(土)に開催される、講演のご案内です。
昨年(2015年)の様子もYouTUBEにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=8NkZccgBtws

2016/10/19
インタビュー「研究者に聞く」のコーナーに、
第12回「海底下にひそむ謎多き生物を調べる」
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/teams/whats-happening/interviews/012
をアップロードしました。

今回は、大気海洋研究所 底生生物分野の、清家 弘治 助教へのインタビューです。
清家先生

清家助教は、本プロジェクトにおいて河村班・小島グループに所属し
(研究テーマ2「地震・津波による生態系かく乱とその後の回復過程に関する研究」)
海底下に埋在するベントス(底生生物)を専門としています。

是非ご覧ください。

2016/09/08